パール
冠婚葬祭の定番であるパール。
お守りとしての意味合いも強く、古くより愛用されています。
真珠の歴史
真珠の歴史は古く、紀元前23世紀頃には中国の書物に登場し、貴重品として献上されていた事が記されています。
日本でも日本書紀や古事記に登場しています。
お守りとしてのパール
古くから真珠は「恋人を想う人魚が流した涙が、波にはじけてできたもの」という伝説から、
故人への想いを表すものとして、お悔やみの場面で用いられるようになりました。
また、かつては船乗りや漁師などへ海での安全を願い、お守りとして贈られたとも言います。
お清めの塩を撒く日本人にとっては、海水によって塩に浸かった真珠はまさに邪気を払い持ち主を守るものといえるでしょう。
このように真珠は古くからジュエリーとして身に着けるだけでなく、お守りとしても人々から愛されてきたのです。
6月の誕生石
また6月の誕生石でもあり、石言葉は『純粋・健康・長寿・富』。
「純粋」はその無垢な白さから、「健康」「長寿」は古来は薬として使われていたことから。
「富」は幾重にも重なる真珠層から、それぞれ意味合いを持っているようです。
ちなみに現在でも真珠は漢方やコスメに使用されることもあるそうです。
海からの贈り物
海の生命により永い年月を掛けて育まれた、奇跡の宝石・真珠。
特別な時だけではなく、ぜひ普段からお楽しみください。